「 弥勒菩薩様 」 の印です。「蓮華」の落款の上に使わせていただいています。
時々、お道具を購入する
韓国 釜山にある書道具店の社長さんが
ご自身が彫られた 「 弥勒菩薩様 」の印をプレゼントしてくださいました。
とても印のきめが細かくて、穏やかなお顔をされています。
こちらの社長さんとは、友人の紹介で2年ほど前に知り合いました。
韓国の書道具店では
日中韓のお道具を low priceで購入することができ助かります。
特に、韓紙はいろいろな種類を購入しています。
日本の紙に書くのとは いろいろな部分が異なりますが
韓紙を上手く使いこなした作品を創りたいです。
社長さんとは、言葉は直接通じません。
でも、こころのこもったギフトは、とてもありがたいものです。
ウォン安で、お買い物にはよい時期なのでしょうが
慌ただしく毎日が過ぎてしまい、
なかなか海を渡ることができずに残念です。
KOU
長い年月 受け継がれている掛軸は
表装を打ち直ししながらの保存ということが
よくみられるそうです。
知人の古美術のスペシャリストのご好意で
私の 「蓮華 」も
とても穏やかな色の軸装への衣装替えとなりました。
私の書の 遥か遠くに掲げている目標は
茶道のお茶席に掛けてあるような掛軸を創ることです。
技術だけでなく人としての中身まで現れている書です。
辿り着くことはできるのでしょうか。
「蓮華」は
弘法大師空海の 灌頂記(かんじょうき)の中にあるに寺院名です。
高校の書道部時代 私が最初に学んだ臨書が 灌頂記でした。
書の臨書の原点です。
そして、この作品は 私の掛軸創りの原点です。
代々受け継いでいってもらいたいものです。
KOU
先日 ATELIER KOU blog にて
「愛」 という言葉を使ったところ 友人から
「似合わない! ありえない ! !」と
クレームに近い反応がありました。
今日は あえて 「愛」についての持論を書きましょう。
いまこの年齢になって思うこと
「相手の 邪魔をしないことでしょう。」
例えば
家族 恋人 友人 動物 物 etc..に対して。
そういう私は いつも周囲の邪魔ばかりしています。
反省…
やはり 愛に満ちた生活にはほど遠い。
愛のある書を 書きたいのですが。
さて 明日は St.Valentine’s Day
皆さまにとって 愛に満ちあふれた一日となりますように。
KOU
掛軸 といえば
日本家屋の 和室 仏間と 思われるでしょうが
我屋では、 洋間のオーディオルームの白い壁に掛けています。
それはそれで新しい感覚で良いのではないでしょうか。
この作品
紙は 黄緑色に金をふりかけているものです。
この種の紙は 表装するととても綺麗なので
色違いを多数 仕入れています。
お稽古の仕上げに使っていただいています。
墨は右から
鳩居堂の永承 墨運堂の茶墨 呉竹の天衣無縫
順に 黒 茶 赤紫系の墨です。
近くで見ると 墨色の違いがよくわかります。
この作品は昨年の今頃
アトリエに引きこもって(笑)ただひたすら書いていました。
先のことなど何も考えずに。
一年後に 多くの方々に作品を見ていただけるとは
思ってもいませんでした。
作品紹介
三日間お付き合いいただきありがとうございました。
KOU
今日の福岡は、とても天気がよくて
春らしい一日でしたね。
さて、サイトギャラリーの掛軸三部作
右から
「春暁の 空に残れる 月と星」 萩野 美鈴
季語 春暁 春
「薔薇深く ばあの聞こゆる 薄月夜」 正岡 子規
季語 薔薇 5月ごろ
「枕辺や 星別れんと する晨(あした)」 夏目 漱石
季語 星の別れ(七夕) 夏
季語、季節は 私の想定の範囲です。
七夕というのは 実際は秋の季語のようですが。
織姫とひこ星の話といえば ですよね。
正岡子規、夏目漱石は、明治 大正時代の方ですが、
萩野美鈴さんは、現在活躍されている方のようです。
どうしても「薔薇」から入りたかっつたので
子規の句から書き始めました。
次に 右の句
最後に 左 という順序で書いたのですが、
右と左のバランスを揃えるのに苦労しました。
私以上に 表装された米田さんは
何倍も大変だったようです。
関係者の方々には いつもいつも
大変なお願いばかりして、申し訳なく思っています。
この作品のご紹介
あともう一日 お付き合いください。
KOU
遅くなりました。すみません。
この作品を 創りたい!
と思ったときの頭の中の状態を
ランダムに書いてみますね。
今度は 掛軸創ろう!
普通の掛軸は なんかちょっとねえ。。。
最近 「 薔薇 」 の漢字が頭から離れない!
三つで ひとつのって変かなあ。
いろんな 「 月 」 書きたい!
(書店にて)
俳句にしよう!三人 別々の方のでもいいかも
etc…
※実際の頭の中のひとりゴト、生粋の博多弁です。
こんな感じで始まった 掛軸三部作
また日をあらためて
ご紹介させていただきますね。
KOU
先日 blogにてご紹介した
カメラマンの ottiさん
事務所を 移転OPENされたので ご紹介します。
フォトオフィスオーバーホール スタジオ256
福岡市中央区平和3-2-16
(092)791-9888
昨日 早速 お邪魔させていただきました。
広くて気持ちいいし、
センターに置かれているテーブル
味があってインパクト大です。
お祝いに
赤い毛せんを贈らせてもらいました。
毛せんとは、書道用の下敷きです。
以前、ご本人より
撮影のときに 使いたい。と 聞いてまして。
喜んでもらって ほっとしました。
ottiさん
新しいスタジオでの更なるご活躍
とても楽しみにしています。
私も がんばります!! (笑)
KOU